「ウィッグを探しているけど、価格も種類もさまざま。どう選べばいいの?」「自然に見えるウィッグが欲しいけど、やっぱり値段が高いものがいい?」
ウィッグを購入しようと思ったとき、多くの方が感じるのはそんな思いかもしれません。この記事では値段の違いやその理由を解説。後半は医療用のウィッグや助成金制度についてもお伝えします。「お気に入り」のウイッグが納得のいく金額で見つけられますように。
目次
ウィッグの値段の相場
「ウィッグ」と検索するとさまざまな種類があり、値段も数千円から数十万円と幅広く迷ってしまいます。どのウィッグを選ぶべきか悩むときは、自分が使う目的をしっかり頭に入れたうえで品質や使い勝手をチェックしていきましょう。
〔主なウィッグの種類と価格帯の目安〕
◾️ファッションウィッグ(おしゃれ用):数千円〜数十万円
◾️コスプレウィッグ(キャラクター再現用):数千円〜1万円程度
◾️医療用ウィッグ(治療による脱毛向け):1万円台〜数十万円
医療用ウィッグは、自然な見た目や快適なつけ心地を重視してつくられているため、比較的高価なものが多くなります。一方、ファッションウィッグやコスプレウィッグは、デザイン性が重視されており、価格も手頃なものが多いのが特徴です。
ウィッグの価格を決める要素
素材
- 毛質による違い
ウィッグに使われる毛材は大きく分けて人毛、人工毛、MIX毛と3種類あります。価格は一般的に高い順に「人毛>MIX毛>人工毛」です。それぞれ見た目の印象も扱い方も異なります。その特徴を見ていきましょう。
人毛
特殊加工した、人の毛髪でつくる人毛は、自然な光沢と艶が魅力。熱やスタイリング剤にも強く好みのヘアアレンジができる一方、長持ちさせるには日々のケア、定期的なメンテナンスが必要です。
人工毛
人の髪に似せた、化学繊維からできた毛材でつくる人工毛。スタイルが崩れにくく、簡単にセットできます。また、人毛やMIX毛に比べ低価格な傾向にあります。ただし製品によっては人工毛独特のテカリが目立つものもあります。
MIX毛
人毛と人工毛をブレンドした材MIX毛。両方のいいとこどり!のように思えますが、人毛と人工毛、割合の多い方の特徴が強くでます。また、人毛と人工毛の割合は、メーカーによって異なるので、チェックしましょう。
製法
- マシンメイドとハンドメイドの違い
ウィッグの製造方法の違いとして「植え方」にも違いがあり、価格に影響します。
ミシンで毛束を土台に縫い合わせてつくる「マシンメイド(機械植え)」と、人の手で植毛する「手植え(ハンドメイド)」。マシンメイドは機械で量産できるため価格がお手頃ですが、メーカーによってかなり植え方の差があります。ハンドメイドは職人が毛材を1本1本手植えするので、髪の流れやボリュームが自然なぶん価格が高めです。
つむじの違い
つむじ部分や分け目に人工皮膚が使われているかどうかも、価格や見た目の自然さに影響します。地毛の場合、頭皮からつむじが見える状態です。そのため、ウィッグのつむじ部分に人工皮膚がないものは価格は抑えられますが、人工的な印象になります。電車やオフィスでデスクワークしているときなど、上から覗きこまれるシーンは意外と多いものです。ナチュラルな印象を求めるなら、人工皮膚がついているものがおすすめです!
医療用ウィッグはいくら?
医療用ウィッグの価格は、タイプやメーカーによってかなりの幅があります。一般的には、既製品で約3万円から10万円程度、セミオーダーウィッグで約10万円以上、さらにすべてにこだわりぬいたフルオーダーウィッグでは約40万円以上かかることがあります(もちろん、メーカーによっても異なります)。価格の違いは、ウィッグの種類や素材、製造方法などによって変わってきます。
また、一般的にオンラインショップの方が店舗をもたないぶん、リーズナブルな価格で購入できることも。たとえば副作用ケアの総合通販サイト「PreSta(いまご覧になっているサイトです!)」では、医療用ウィッグが約1万円台から販売されています。
医療用ウィッグが高い理由
医療用ウィッグは、抗がん剤治療による脱毛や治療時に使用することをふまえつくられています。治療中、敏感な頭皮のために細やかな配慮があちこちに。長時間つけていても通気性がよく、肌にやさしい素材を使用。疲れにくい構造や、洗っても耐えられるや丈夫さも考慮されています。
さらに、医療用ウィッグはファッションウィッグに比べて流通量が少ないことも価格に影響します。特定のニーズに向けて丁寧につくられているため、大量生産が難しく、一つひとつのコストが高くなりがちです。そのためファッションウィッグより価格が高めに設定されています。
医療用ウィッグ、見た目でわかるの?
医療用ウィッグにはこれまでは明確な基準がありませんでしたが、2015年に医療用ウィッグのJIS規格が制定され、患者さんが安心して使うための細かな条件が定められるようになりました。さらに条件を満たし検査をクリアしたウィッグには「Med・ウィッグマーク」がついています。
見た目だけでは分からない「医療用」としての品質、このマークがあるかないかは選ぶ際のポイントとなります。

医療用ウィッグは助成金制度が適用される場合も
医療用ウィッグは抗がん剤治療の際に必要となるアイテムですが、残念ながら現在(2025年2月)医療費控除や健康保険の対象にはなりません。そのため、購入費用は基本的に自己負担となります。
しかし、自治体によってはがん治療中の方の経済的負担をサポートするため、助成金制度を設けている場合があります。
自治体ごとに申請条件は異なりますが、多くの自治体で共通しているものの一部をご紹介します。
・助成金制度がある自治体に住んでいる
・抗がん剤治療を受けている、または受けていた
・抗がん剤の副作用により脱毛し、就労や社会参加などにウィッグが必要
この他にも自治体によっては部分ウィッグが助成の対象外というケースもあります。
細かい条件がありますので、必ず詳細をお住まいの自治体で確認してください。
医療用ウィッグに関する助成金制度について、過去の記事でも詳しくご紹介しています。
詳しくはコチラをご覧ください。
PreStaの医療用ウィッグ
PreStaは医療用ウィッグのパイオニアといわれる、スヴェンソンが運営するサイトです。そのため、数あるアイテムの中でも医療用ウィッグの品質には絶対的な自信があり、種類も豊富です。ヘアアイロンがOKなウィッグ、オーダーカットができるウィッグ、日常のシーンでさっと使えるカジュアルなウィッグ…ライフスタイルやお好み、そして予算で選べます。
PreStaの医療用ウィッグはいくらくらい?
幅広い価格帯から選ぶことができるPreStaのウィッグ。値段は1万円台〜5万円以内の商品が中心です。1万円台、3万円台、4万円台のウィッグの中から、とくに人気のスタイルをご紹介したいと思います!
- 1万円台〜
かろやかカールボブ ¥17,800(税込)


空気感のある毛先の自然なカールが、かろやかな印象をくれるボブスタイル。新ブランドとして登場したcolore(クロレ)シリーズは、毛材に耐熱ファイバーを使用しているのでコテやドライヤーでセルフスタイリングできるのが魅力。1万円台ながら広めの人工皮膚付きのため、分け目も左右好きな方向に変更できます。さらに前髪カットが3ヶ月無料!コスパ抜群の医療用ウィッグです。
- 3万円台〜
クールエアロⅢショート ¥39,518(税込)


どの角度から見ても美しい、すっきりとしたショートスタイル。人毛×人工毛を独自の配合で組み合わせ「自然な見え感」にこだわりました。内側の頭皮に触れる部分は「リフレスマイル」という特殊素材を使用。抗菌・吸水速乾・接触冷感機能により熱がこもりがちな頭皮をさらりと保ちます。サイズ調整ができるアジャスター付きなので、毛量が変化してもフィットします。
- 4万円台〜
NEWベーシックロング ¥42,268(税込)


上品な王道ロングスタイル。清潔感のあるナチュラルなストレートは長さがありながら、重く見えないよう毛先を軽くしています。ウィッグの面積が大きいほど、髪の質感や毛流れが目立ちます。人毛×人工毛を独自の配合で組み合わせ「自然な見え感」にこだわりました。
サイズ調整ができるアジャスター付きなので、毛量が変化してもフィットします。
まとめ
ウィッグの値段やその違いについて、いかがでしたか?
値段はもちろん大事です。しかし単純に高い安いではなく、ご自身の目的にあった機能や品質かどうかを必ずチェックしてください。
PreStaではこの記事でご紹介した以外にも、医療用ウィッグをバラエティ豊かに取り揃えています。また「医療用ウィッグ=治療中の人だけ」と思われがちですが、一般のウィッグだとチクチクしてしまう皮膚がデリケートな方、ナチュラルな見た目をお求めの方にもおすすめです。
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