2025.03.11

ウィッグを美しく自然にかぶるコツ|ウィッグネットと位置を解説

ウィッグ 被り方

ウィッグをかぶったとき、「なんだか不自然…」と感じたことはありませんか? 実はちょっとしたコツで、ウィッグを自然に美しく着用することができます。ポイントはウィッグネットの使い方と、正しい位置でかぶることこの2つを押さえるだけでフィット感が増し、仕上がりに差がつきます。今回は、ウィッグを素敵にかぶるための大切な部分を解説します。

ポイント1.ウィッグネットを使用して、ウィッグが「浮く」を防ぐ 

ウィッグが浮いてしまう原因の一つは地毛のボリューム髪をまとめずにウィッグをかぶると余分な厚みが出てモコモコし、不自然に見えやすくなります。フィット感も悪く、つけていて「ずれないかな、大丈夫かな」と不安を感じることもあるかもしれません。

ウィッグネット(ウィッグの下に着用する専用のネット)を使えば地毛をコンパクトにまとめ、頭の形が整えられるのでウィッグをすっきり深くかぶることができます。ウィッグネットは「髪をまとめる」だけではなく、快適なかぶり心地をサポートしてくれるもの。ミディアムやロングヘアの方にはマストアイテムと言えます。

また、ショートヘアの方でも抗がん剤治療中にお使いの方は、ウィッグネット(あるいはガーゼキャップ)を使うことで抜けた髪が落ちるのを防いでくれます。ぜひ、活用してくださいね。

ウィッグネットの種類 

ウィッグネットには「筒状タイプ」と「キャップタイプ」、2つの種類があります。「筒状タイプ」は両端に穴の空いた形状をしており、ロングヘアや地毛のボリュームが大きい方に向いています。「キャップタイプ」は頭部をすっぽりと包み込む形状で皮脂や汗も吸収してくれるため、抗がん剤治療で脱毛中の方におすすめのタイプです。

初心者必見!ウィッグネットのかぶり方 

Step1:ウィッグネットを首元まで通す

ネットのゴムは太い方が下へ来る状態でかぶり、首元まで通します。

縫い目のある方が後ろへ来るようにしましょう。

Step2:ウィッグネットを固定する

ループ状のヘアバンドを付けるときと同じように、ネットを両手で髪の生え際まで持ち上げます。このとき、耳はまだネットの内側に入れた状態にしてください。次に、額の上・耳の横・うなじ部分をヘアピンでとめて、ネットを固定しましょう。

Step3:髪の毛をまとめ、頭の形を整える

ネットを斜め上方向に軽く引っ張りながら、中の髪をまとめます。髪の毛は毛先から折りたたむように、小さく、そして平らにまとめてください。ネットの先端はヘアピンでとめて固定します。ヘアピンの先は、髪の毛や周囲のゴムの中に収めて、外側へでないよう注意しましょう。頭の形が丸くなるように全体を整え、最後にネットから耳をだします。

Step4:ゴムをずらして、仕上げる

ネットのゴムの太い部分を髪の生え際からずらします。位置は生え際から1センチほどが目安です。ネットのかぶり方が、最終的にウィッグの仕上がりに影響するので丁寧に形を整え、全体のバランスを確認してください。

ポイント2.ウィッグは「正しい」位置に付けること 

ウィッグが浮いてしまうもう一つの原因は付ける「位置」です。ウィッグを着用するとき、帽子のようになんとなくかぶっていませんか?

ウィッグの付け方にもいくつかのコツがあります。慣れないうちは丁寧にポイントを確認しながら付けるのが大切。時間に余裕を持ってやってみてください。

繰り返すうちに、正しい位置が次第にわかるようになるはずです。

Step1:ウィッグの前後を確認し、両手に持つ

まず、ウィッグの前後を確認します。ストッパー(ウィッグを固定するためのピン)の付いている方が前になります。ウィッグを開き、後方にある襟足部分の両サイドを両手で持ちます。

Step2:前から後ろへ、深めに付ける

ウィッグの前方を額にかけるように位置を合わせます。その後、ウィッグの前から後ろへと深めに付けていきます。ストッパーがある場合は、インナーキャップとストッパーの位置を合わせたら、両手でストッパーを閉じ固定してください。

Step3:後方にずらすように調整し、位置をきめる

ウィッグの襟足部分を持ち、後方へずらすようにしながら位置を調整します。

手のひらでそっと押さえ、少しずつ動かしながら、ピタリとフィットする位置を見つけましょう。ネットが見えないように調整しましょう。

Step4:仕上げの調整&ブラシで整えて完成!

着用したウィッグが左右同じバランスになっているか確認します。また、両耳の脇の「耳芯」(硬いワイヤーの入った部分)を顔のラインに沿わせるように、少し内側へ向けてフィットさせてください。

目の粗いブラシまたは手ぐしで髪の毛をふわりと整えたら、完成です。

おすすめ!PreStaのウィッグネット 

PreSta(いまご覧になっているこのサイトです!)では、締め付けの少ないやわらかなウィッグネットやインナーキャップをご用意しています。いずれも抗がん剤治療中の方にお使いいただけるよう、細部にこだわり開発したものです。

もちろん、肌が敏感な方にもおすすめです。ご自身にフィットするものをお選びください。

やわらかネット

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肌あたりのいい「筒状タイプ」のネットです。伸縮性に優れたナイロン素材で締め付けが少なく、とてもよく伸びます。ネットも細かめで、ウィッグの下の不揃いな髪の毛もすっきりとまとめます。ご自宅で手洗いすることで、繰り返し使えます。

詳しくはコチラ

ガーゼキャップ

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*抗がん剤治療中の方向け*

綿100%。薄手で通気性がよく、汗や皮脂をすっきり吸い取ります。頭皮は想像以上に汗をかいています。とくに髪の毛があるときとないときでは、皮脂や汗の感じ方は約3倍になると言われています。頭皮を快適に保ち、ウィッグのズレも防いでくれます。ご自宅で手洗いすることで、繰り返し使えます。

詳しくはコチラ

まとめ 

ウィッグを自然に見せるコツ、いかがでしたか?ウィッグネットの使い方と、正しい位置でかぶること。まずこの2つに気をつけてください。インターネットで検索するとさまざまな裏技やアイテムを目にすることがあります。身体の声に耳を傾けて「心地よいもの・方法」をお選びください。

ウィッグが一人ひとりにとって快適で、元気を与えてくれるアイテムでありますように!

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