使用する薬により、爪に副作用が生じることがあります。
爪障害の内容、程度、発現時期は薬の種類や組み合わせによって異なりますが、症状が出る前に前もってケアをしておくことをおすすめします。
爪障害の種類
爪のしくみ
爪はミルフィーユのように何枚もの層が重なり、弧を描くようにできています。
爪は爪のきわにある爪母細胞で作られます。ネイルサロンなどで行われる甘皮処理はこの爪母を良い環境にし、健康で丈夫な爪をはやすために行われます。見えている爪は成長を終えた状態ですので、一度生えた爪の質が改善することはありません。
爪母にとっての悪環境とは何かを理解し、これから生えてくる爪を質のいいものにするために日々の正しいケアを積み重ねて丈夫で健康的な爪を育てましょう。
ネイルケアのポイント
治療で爪が割れやすくなった・・・
2枚爪がずっと治らない・・
爪切りではなくネイルファイルで長さを調整しましょう
爪は何層にも層が重なってできています。爪切りでは使用方法によっては衝撃で爪が割れてしまうこともあります。ネイルファイルで削ると層の乱れが起きにくく、剥がれや割れを防ぐことができます。
ネイルファイルを持ち、爪に対して45度に当てて一方通行で整えるとキレイに仕上がります。
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爪がガタガタに生えてきた
甘皮を保湿しましょう
長く治療を続けていると薬の影響できれいな爪で生えてこない状況がでてくる可能性があります。爪を作る甘皮部分を乾燥させないよう保湿を心がけましょう。
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爪が割れやすく日常生活でひっかけそう
爪の表面が凹凸になってきた
爪を保護しましょう
生活の中には健康な爪にダメージを与える状況がたくさんあります。
割れた爪や凹凸がひどい爪にストッキングやものがひっかかるなど二次的三次的な障害が起きないようベースコートを塗って保護しましょう。爪が弱っている場合にこそ外部からの衝撃がダイレクトに伝わらないようベースやカラーを塗って補強することが大切です。
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色素沈着して爪が黒ずんできたのが気になる
変色にはネイルカラー
爪が黒く変色しているときはベースに白のネイルカラーを塗りその上からネイルカラーを塗ると変色をカバーできます。成分表示が同じでも品質はさまざまですので、人体に有害な物質を除く方針のメーカーのものが安心です。色素沈着の症状が強く出ている場合2度塗りをすると長持ちしやすく発色もよくなります。
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頻繁にネイルカラーを塗りなおすのが大変・除光液を使う頻度を減らしたい!
トップコートできれいに長持ち
トップコートを塗ることでネイルカラーの持ちが良くなります。これは外見的なメリットだけでなく爪に負担をかける除光液(リムーバー)の使用頻度を下げるというメリットにも繋がります。
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除光液のにおいが苦手爪を乾燥させずにネイルカラーをオフしたい
ネイルリムーバーはノンアセトン
アセトンの入ったリムーバーは爪を乾燥させてしまいます。爪の負担が少ないノンアセトンのものをさらに保湿効果があるものを選ぶといいでしょう。重ね塗りよりは1週間~10日くらいを目安に除去し、塗り直しましょう。
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乾燥したかな?と思ったら定期的に保湿をしましょう
水を使った後やネイルオフをした後は乾燥しがちです。こまめにネイルオイルや保湿剤などを乗せて肌に優しく塗り込みましょう。