自爪に負担をかけずに
長さを整えるネイルファイル
爪は治療中の副作用による爪障害だけではなく、季節や年齢でも影響が出やすい箇所です。
爪トラブルは薄くなり爪の割れ、カケだけではなく、表面の縦線や凸凹が出る方も。指先は人目に触れやすく想像以上に気になる箇所です。
トラブルが起こる前に予防として、保湿ケアだけではなく、爪に衝撃を与えずに長さを整えるネイルファイルの使用がおすすめです。
ネイルファイルの
ここがポイント
- 力をかけずに自爪の長さを整える
- 爪の「割れ」「欠け」「二枚爪」などのトラブル予防に
- 両面粗さの違うファイルで爪の形を簡単に整える
爪切りではなく、ネイルファイルがおすすめの理由
爪は何枚もの層が重なってできています。爪切りのパチン、という衝撃は爪の層に亀裂を作ってしまうことがあります。爪がカケたり、割れたりすると、衣服にひっかり皮膚・頭皮を傷つけるなど生活上の支障が起きる事もあるため、化学療法中の方は特に注意が必要です。
爪を作り出す爪母は爪切りの「パチン」という衝撃が苦手なので、
ネイルファイルで削ると層の乱れが起きにくく、はがれや割れを防ぐことができます。
表裏で異なる粗さ
表面と裏面でやすりの粗さが異なります。用途によって使い分けしましょう。
#120(裏面)爪の長さを整える際に使用します 。
#240(表面)爪を研いだ際のざらつきや、形を微調整します。
使用方法
※使用前のネイルファイルは、角が鋭利で皮膚を傷つける恐れがあります。使用開始前に必ず面取りをしましょう。
- ネイルファイルを親指と人差し指・中指・薬指で持ちます。
- ネイルファイルの長さをいっぱいに使って削ります。約45 度にあてて削ります。ファイルを往復させると爪を傷めてしまいますので、一定方向に削りましょう。
- ある程度の長さまで削ったら、ネイルファイルを目の細かい面にし、爪の長さを微調整します。
- 爪のサイドを削って形を整えます。ネイルファイルを一定方向に細かく動かしましょう。
- 削りかすを取り除きます。爪の裏側に薄皮のように残っているので、もう片方の手の爪で爪先に押し出します。その後、もう一度ネイルファイルで爪の周囲を一周するようにぐるっと削ると、キレイに仕上がります。
ネイルファイルで整えた後は
爪に保湿剤を付けて爪のまわりや生え際をマッサージをしましょう。
感染症の原因にもなるささくれもできにくくなります。また、外部刺激から爪を保護するために、ベースコートや爪にやさしいネイル保護コートを使用することをおすすめします。