大切なお知らせ(4/15更新)

2024.04.10

乳がん全摘後によくある「パッドがずれる問題」の解決策は?

乳がん全摘手術後に、普段使用している下着やパッドがずれるというお悩みを抱えている女性は少なくありません。一体なぜパッドのずれが生じてしまうのでしょうか。また、どうすればパッドのずれを防ぐことができるのでしょうか。この記事では、「パッドがずれる問題」の解決策についてお伝えします。

また、後半ではオンラインで購入できる対策グッズをピックアップしてご紹介します。日常生活や検診で便利に活用できるアイテムをまとめているため、ぜひお役立てください。

そもそも乳がん全摘後はパッドが必要?パッドの役割


初めに、乳がんの手術後に使うパッドの役割をお伝えします。なぜパッドを使う必要があるのか、改めて確認してみましょう。

  • 手術したところを保護する

下着やパッドには、クッションとなって手術した部分を保護する役割があります。例えば日常生活で子どもやペットを抱いたときなど、手術した部分に負担がかかる場面に備えて、パッドでカバーしておくと良いでしょう。

  • 手術したところを保温・保湿する

下着やパッドを当てると術後のデリケートな胸を保温・保湿できます。全摘した部分は皮下脂肪がないため部分的な寒さを感じやすく、傷の痛みに敏感になるケースもあります。普段から適切に保温・保湿することが大切です。

  • 体のバランスを整える

乳房の重みに左右差があると、全身のバランスにずれが生じます。「まっすぐ歩いているのに体が傾いてしまう」といったお悩みも少なくありません。パッドで左右のバランスを整えると、偏りによって生じる肩こり・頭痛・腰痛などを防げます。

  • 体のラインを補整する

パッドを使って体のラインを整えると、胸の左右差が服の上から目立ちにくくなり、自然な印象になります。外見を整えることで人目を気にせず過ごしやすくなり、外出しやすくなるでしょう。

乳がん全摘後にパッドがずれる原因

セルフチェック・キャミ

乳がん全摘術を受けた方がパッドのずれにお悩みの場合、以下の要因が考えられます。

  • ブラジャーのサイズが合っていない
  • パッドが固定されていない
  • パッドが軽すぎて体の動きについていけない など

こうした要因で生じるパッドのずれを防ぐには、ちょっとした工夫が必要です。次の見出しでお伝えするポイントを参考にしてみてください。

乳がん全摘後にパッドがずれるのを防ぐポイント

パッドのずれを防ぐには、状況に応じて適切なパッドを使い分けたり、専用の下着を活用したりするのがおすすめです。ここではずれを防ぐポイントを解説します。

  • 治療経過に合わせてパッドを変える

手術後の経過時期に合わせて適切なパッドの種類を選びましょう。パッドを使い分けることで、ずれや不快感が軽減される可能性があります。

時期パッドの種類
手術直後薄くて軽いコットン素材のパッド
術後2カ月~3カ月肌にやさしい素材の軽量パッド
回復期重さのあるシリコンなどのパッド

手術直後は、重たい素材や通気性の悪い素材のパッドを使うと傷口に負担をかけるおそれがあるため、コットンなどの薄くて軽い素材がおすすめです。

次に術後2カ月~3カ月の手術の痛みが和らぐまでは、引き続き肌にやさしくて軽いパッドを使うと良いでしょう。

最後に、回復期には重さのあるパッドが適しています。体を動かす機会が増えるため、重みがあってずれにくいシリコンなどの素材を選びましょう。

乳がん手術後のパッドの選び方について、以下の関連記事で詳細を解説しています。おすすめのアイテムもご紹介しているため、ぜひ併せてお読みください。

乳がん手術後のパッドの選び方│術後から使いやすいおすすめアイテム

  • 自分の体に合ったサイズの下着をつける

そもそも下着が体にフィットしていないと、パッドもずれやすくなります。体に合った下着を選ぶ際の目安として、アンダーバストに圧迫痕が残らない程度のサイズ感が適しています。また、両腕を挙げたときに下着がずり上がってこないこと、ストラップが肩から下がってこないことなどのポイントも確認してみてください。

  • パッドが入るポケット付きの下着と組み合わせる

市販のアイテムの中には、乳がん手術後に使える専用ブラジャーもあります。パッドがずれないようにポケットが用意されているほか、スナップボタンで留めて前開きできるので検診にも便利です。背中側をホックで留めるタイプの一般的な下着が使いにくいと感じたら、乳がん手術後を想定して作られた専用の下着を活用してはいかがでしょうか。

乳がん手術後におすすめのアイテム

乳がん手術後に役立つおすすめのアイテムをご紹介します。パッドがずれるお悩みには、ぜひ「PreSta(プレスタ)」のアイテムをお試しください。

  • はじめに揃えて安心セットN

手術直後からずっとお使いいただけるパッド付きの下着セットです。下着にはパッドを入れられる大きいポケットが付いています。パッドは治療経過によって使い分けできる、綿パッド・ウレタンパッド・ジェルパッド・専用カバーの4点セットになっています。「どういう下着とパッドを使えばいいかわからない」「パッドがずれるのが気になる」という方におすすめです。全摘手術と温存手術のどちらでもお使いいただけます。

「はじめに揃えて安心セットN」について詳しくはこちら

  • カップ付き前開きインナー(長袖)

長袖タイプのカップ付き前開きインナーです。湿気や汗を熱に変えて保温する素材を採用しているので、寒い季節の入院や検診でも安心できます。薄手の生地なので、インナーに着ても着膨れしにくいのがポイント。締め付けが少なく、ワキの縫い目がフラットなのでサイドを手術した方でも心地よく着ていただけます。マジックテープで留める仕組みなので、体調が悪いときも簡単に着脱できます。

「カップ付き前開きインナー(長袖)」について詳しくはこちら

  • ソフトパッド RP810

自然な胸の形の補正に使える、やわらか素材のパッドです。縫い目が内部にあり、かつ軽量タイプなので、肌への負担が少なく手術後すぐにお使いいただけます。肌側の生地は綿100%で素材にもこだわっているのが魅力です。中身は成型ウレタンのため型崩れしにくく、胸の形をキープできます。リラックスタイムにお使いいただくことも可能です。

「ソフトパッド RP810」について詳しくはこちら

手術後のお悩みは「PreSta(プレスタ)」の便利なアイテムで解消!

ここまで、乳がん全摘後に起こるパッドのずれの原因や、ずれを防ぐポイントをお伝えしました。手術後は状況に応じてパッドを使い分けることでずれを防げる可能性があります。パッドを入れるポケットが付いた、専用の下着を使うのも一つの手です。ここまでご紹介した便利なアイテムは「PreSta(プレスタ)」で取り扱っております。手術後の日常生活をできるだけ快適に過ごすためにも、お悩みの解消につながるアイテムをぜひチェックしてみてください。

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