ウィッグを使い始めてしばらくすると、においや汚れ、毛先の絡まりが気になってくることがあります。「自分でシャンプーしても大丈夫?」「傷めずにきれいに洗う方法は?」「ブラッシングはどのタイミングで?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウィッグの洗い方や、サラサラに保つためのお手入れのコツ、専用のケア用品をご紹介します。気温が上がる季節も、清潔で美しいウィッグをキープしましょう。
目次
ウィッグは自宅で洗える?まず確認したいこと
ウィッグは自宅で洗えるものが多くありますが、素材や製品によってお手入れ方法が異なります。間違った方法で洗うと絡まったり、傷みの原因になることも。洗う前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。
洗う前に、ウィッグの素材と取扱説明書を確認する
ウィッグには人工毛・人毛・人毛MIXなど素材に種類があります。人工毛は熱に弱いものが多く、人毛は乾燥によるパサつきに注意が必要です。洗う前に必ず取扱説明書を確認しましょう。「この洗い方で合っているか不安」「説明書をなくしてしまった」という場合は、購入したお店やメーカーに相談してください。
洗えない・洗う頻度を抑えた方が良いケースがある
ウィッグの状態によって、自宅で洗うことでダメージをあたえてしまう場合があります。
例えば毛先に強い絡まりや毛玉ができている場合は、濡らすことでさらに絡まりやすくなることも。また、特殊な加工や強いスタイリングがされているものも、自宅でのお手入れには注意が必要です。
ウィッグを洗う頻度の目安
「毎日使っているから毎日洗った方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、洗いすぎはウィッグやベース部分に負担がかかります。日々のケアと組み合わせることが大切です。
着用回数別|ウィッグを洗うタイミングの目安
ウィッグを洗う頻度は、着用回数や汚れ具合によって変わります。まずは以下を目安にしてみましょう。
- 毎日着用する場合:1週間〜10日に1回程度
- 週に2〜3回着用する場合:2週間〜1カ月に1回程度
- たまに着用する場合:汚れやにおいが気になったタイミングで
汗やにおいが気になる日のケア方法
汗をかいた日やにおいが気になる日でも、その都度シャンプーする必要はありません。
着用後はウィッグスタンドにかけて、まずは湿気を逃がしましょう。また、内側に付着した汗や皮脂をやさしく拭き取るだけでも、気になるにおいの予防につながります。洗わない日はケアミストなどの専用アイテムを活用してください。
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ウィッグを洗う前に用意するもの
基本的なケア用品
ウィッグを洗う前に、必要なアイテムを準備しておきましょう。
- 洗面器
- タオル
- ウィッグ用ブラシ
- ウィッグスタンド
- ウィッグ用シャンプー
- ウィッグ用コンディショナー
これらがそろっていると、洗浄から乾燥までスムーズに行えます。特にウィッグ用ブラシやウィッグスタンドは、絡まりや型崩れを防ぐために役立つアイテムです。
市販のシャンプーよりウィッグ専用品がおすすめ
「いつものシャンプーで洗ってもいいよね」と思うかもしれません。しかし、ウィッグは人の髪とは異なる素材で作られているため、市販のシャンプーが合わない場合があります。
素材によっては、洗った後に毛先が絡まりやすくなったり、風合いやツヤが失われることも。
お手入れにはウィッグ専用シャンプーを使用するのがおすすめです。
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柔軟剤より専用コンディショナーで仕上げる
ウィッグのお手入れ方法として柔軟剤が紹介されることもありますが、柔軟剤は本来、衣類をやわらかく仕上げるためのものです。風合いが変わったり、ベタつきの原因になったりすることがあります。また、ウィッグは直接肌に触れるアイテムだからこそ、できるだけ専用のケア用品を選ぶと安心です。
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ウィッグの基本的な洗い方とポイント
手順1|洗う前に毛先からやさしくブラッシングする
洗う前にブラッシングをして、絡まりをほぐしておきます。毛先〜中間〜根元へと進めていきましょう。
【ポイント】
根元からイッキにとかすと、毛が引っかかって傷みや抜け毛の原因になることがあります。
手順2|洗面器に水をため、シャンプーを溶かす
洗面器に水またはぬるま湯を用意し、ウィッグ用のシャンプーをよく溶かします。
【ポイント】
熱すぎるお湯は型崩れや毛材を傷める原因になります。また、シャンプーは直接つけず、あらかじめ水に溶かしておきましょう。
手順3|ウィッグをやさしく洗う
シャンプー液にウィッグを浸し、やさしく押し洗いします。内側のネット部分は汗や皮脂が付きやすいため、指の腹で丁寧に洗いましょう。
【ポイント】
こすったり揉んだりすると、毛の絡まりや傷みにつながることがあります。力を入れずに洗うことが大切です。
手順4|水を替えながらしっかりすすぐ
新しい水に替えながら、シャンプー成分が残らないよう丁寧にすすぎます。
【ポイント】
すすぎ残しは、ベタつきやにおいの原因になることも。水の中で揺らすようにすすぎましょう。
手順5|コンディショナーで指通りを整える
すすぎ終わったら、ウィッグ用コンディショナーを水に溶かし、毛全体になじませます。
【ポイント】
たっぷり使えば効果が高まるわけではありません。適量を守って使用しましょう。
手順6|タオルで水気を取る
すすぎが終わったらタオルで包み込み、やさしく押さえながら水気を取ります。
【ポイント】
摩擦は毛材を傷める原因になります。ゴシゴシこすったり、ねじって絞ったりせず、タオルに水分を移すイメージで行いましょう。
手順7|ウィッグスタンドにかけて自然乾燥させる
水気を取ったら、形を整えてウィッグスタンドにかけます。風通しのよい場所で乾かしましょう。
【ポイント】
ウィッグは熱によって縮れや型崩れが起きることがあるため、基本は直射日光を避けた自然乾燥がおすすめです。ドライヤーを使用する場合は、事前に耐熱タイプかどうか確認してください。
手順8|乾いたらブラッシングする
ウィッグが完全に乾いたら、毛先からやさしくブラッシング。全体の形を整えます。
【ポイント】
濡れた状態でブラシを通すと、絡まりや傷みの原因になることがあります。しっかり乾いてからとかしましょう。
素材別|ウィッグを洗うときの注意点
人工毛・人毛・人毛MIXでは、熱への強さや乾かし方に違いがあります。
素材に合わせた方法でお手入れすることを意識してください。
人工毛ウィッグの場合
人工毛は比較的お手入れしやすい一方で、熱に弱い素材が多いのが特徴です。洗う際は熱いお湯を避け、乾燥時も高温のドライヤーは使用しないようにしましょう。また、摩擦による絡まりにも注意が必要です。
人毛ウィッグの場合
人毛は自然な風合いが魅力ですが、人の髪と同じように乾燥やパサつき、洗ったあとにうねりが出ることがあります。シャンプーの後はコンディショナーなどで保湿し、毛流れを整えながらしっかり乾かしましょう。ドライヤーやアイロンを使う場合は、取扱説明書の確認(耐熱温度)をお忘れなく!
人毛MIXのウィッグの場合
人毛MIXは人工毛と人毛それぞれの特徴をあわせ持っていますが、製品によって毛材の比率は異なります。取扱説明書を確認しながらケアを行いましょう。迷った場合は、自己判断せず、購入店やメーカーに問い合わせてみてください。
ウィッグをサラサラに保つコツ
ウィッグをサラサラに保つには洗い方だけでなく、その前後のお手入れも大切です。ちょっとした工夫を取り入れることで、絡まりやパサつきを防ぎやすくなります。ここでは、小さなコツをご紹介します。
洗う前後のブラッシングを丁寧に行う
サラサラな状態を保つためには、ブラッシングも大切なお手入れのひとつです。洗う前に絡まりをほぐしておくことで、シャンプー中のもつれを防ぎます。
また、完全に乾いてからブラッシングを行うことで、毛流れを整えやすくなります。ウィッグ専用ブラシを使うと、毛材への負担を抑えながらお手入れできます。
コンディショナーやケアミストで摩擦・静電気を抑える
ブラッシングだけでなく、コンディショナーやケアミストを取り入れることも、サラサラな状態を保つポイントです。摩擦や静電気は、絡まりやパサつきの原因になることがあります。洗うときはコンディショナー、普段のお手入れにはケアミストを使うと、指通りのよい状態を保ちやすくなります。
保管方法にも気をつける
ウィッグは十分に乾かしてから保管するのが基本です。湿気が残った状態で収納すると、においや型崩れの原因になることもあります。
保管するときはウィッグスタンドを使うと、美しいスタイルがキープできます。
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ウィッグを洗ったあとに、ブラッシングするときに、保管にと大活躍!折りたたみ式の軽量スタンド。
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毎日のお手入れ、ケアアイテムを詳しく知りたい方へ
ウィッグを長く快適に使うためには、日々のお手入れの積み重ねが大切です。
絡まりや静電気が気になるときの対処法をはじめ、あると便利なケアアイテムなど、ウィッグとの上手な付き合い方をまとめています。さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
もっと知りたい!ウィッグケアのこと
よくあるご質問
ウィッグに柔軟剤を使ってもいいですか?
柔軟剤を使う方法が紹介されることもありますが、ウィッグには専用コンディショナーの使用をおすすめします。柔軟剤は本来、衣類用なのでウィッグの素材に合わないことがあります。また、医療用ウィッグの場合は、香りや成分が肌への負担になることもあります。
ウィッグを早く乾かすためにドライヤーを使ってもいいですか?
ウィッグの素材によってはドライヤーを使用できますが、耐熱性のないものは縮れや型崩れの原因になることがあります。基本は自然乾燥がおすすめです。ドライヤーを使う場合は、事前に取扱説明書を確認し、冷風または低温でやさしく乾かしましょう。
洗ってもにおいが取れない場合はどうすればいいですか?
洗ったあともにおいが気になる場合は、シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し、あるいは十分に乾かせていないことが原因かもしれません。汗や皮脂が付きやすい内側のネット部分に汚れが残っていないか確認してみましょう。
それでも改善しない場合は、ウィッグ用のにおいケア用品を活用したり、専門店への相談をおすすめします。
ウィッグのお手入れや状態について相談したい方は、PreStaを運営するスヴェンソンの医療用ウィッグサロンもご活用ください。詳しくはコチラ
まとめ|ウィッグは正しい洗い方と、日頃のケアが大切
ウィッグは正しい方法で洗い、日頃のお手入れを続けることで、サラサラの状態を保ちやすくなります。洗う頻度は着用回数や汚れ具合に合わせて調整し、素材に合った方法でやさしくケアしましょう。また、専用シャンプーやコンディショナーを使用したり、ブラッシングや保管方法に気を配ることで、絡まりやパサつきを防ぎやすくなります。
お気に入りのウィッグを長く快適に使うために、無理のない範囲でお手入れを続けていきましょう。











