せっかくウィッグを買ったのにつけてみたら頭が大きく見えたり、浮いてしまったり。そんなとき「毛量を減らす方法ってあるの?」「地毛みたいにカットしても大丈夫?」と悩む方もいるのではないでしょうか。この記事では、ウィッグの毛量を調整する方法と気をつけたいポイントを解説します。自分でなんとかしたい方も、サロン(専門店)に任せるか迷っている方も、参考になれば幸いです。
目次
ウィッグの毛量を減らす方法とは?
ウィッグの毛量を調整する主な方法は2つ
ウィッグの毛量を調整する方法には、大きく分けて2つの考え方があります。
ひとつは「すきバサミを使って毛量そのものを減らす方法」。もうひとつは「アイロンを使ってボリュームを抑える方法」です。
すきバサミによる調整
全体の毛量が多いと感じる場合に向いています。ただし、地毛と同じ感覚で梳いてしまうと、不自然な仕上がりになることもあるため注意が必要です
アイロンによる調整
毛量を減らすというより、シルエットをすっきり整える方法です。カットをせずに印象を変えられるため、「失敗を避けたい」「切るのはちょっと不安」という方に向いています。
調整する前に確認したい「地毛のまとめ方とウィッグの位置」
ウィッグが重く見えたり、頭が大きく見える場合、毛量そのものではなく「地毛のまとめ方」や「被り位置」が原因になっていることもあります。毛量を減らす前にぜひ確認してみてください。
まずウィッグを綺麗に被るためには、地毛をコンパクトに収めることが大切。地毛をすっきり収める「ウィッグネット」の使用をおすすめします。ウィッグネットを使うことで頭のラインをなめらかにし、着用後の膨らみもおさえることができます。

次に確認したいのが位置です。ウィッグの前方を額にかけるように位置をあわせ、前から後ろへ深めにつけます。手のひらで頭頂部をそっと押さえ、少しずつ動かしながらピタリとフィットする位置を見つけましょう。
ウィッグネットの着用方法、ウィッグを美しくかぶるコツはコチラの記事で詳しくご紹介しています。
ウィッグの毛量を減らす手順【すきバサミ使用】
STEP1|ウィッグを安定した状態にセットする
ウィッグを正しい位置で着用、もしくはウィッグスタンドに固定します。
軽くブラッシングをして毛の絡まりを取り、毛量を調整したい部分がわかりやすくなるよう、ブロッキングで分けておきます。
STEP2|毛量が気になる部分を少量ずつ取る
毛量を減らしたい部分の内側(下層)の毛を少しずつ取り、指で挟んで確認します。いきなり表面を梳くと、飛び出て見えたり、ムラになりやすいです。
STEP3|すきバサミで毛先を中心に梳く
すきバサミは、毛の中間〜毛先へ入れるイメージで使います。毛束を”パツン”と横に切るのではなく、縦または斜めにハサミを入れ、毛先方向へ軽くスライドさせるように動かすのがポイントです。一度に梳こうとせず、数回に分けて行いましょう。
STEP4|全体のバランスを確認する
少し梳いたら、いったん手を止めて全体のシルエットを確認します。正面だけでなく、横や斜めからもチェックしながら、必要に応じて微調整します。
仕上がりを自然にするためのコツ
☆「少しずつ」を意識する
毛量調整はやり直しがきかないため、様子を見ながら進めることが大切です。
☆梳いたあとは必ずブラッシングして確認する
1〜2回梳いたらブラッシングを行い、形やボリュームの変化を確認します。この工程を繰り返しながら進めることで、梳きすぎを防ぎやすくなります。
ウィッグの毛量を減らす手順【アイロン使用】
STEP1|ウィッグが耐熱仕様かを確認する
まずご自身のウィッグが、アイロンを使ってよい毛材か必ず確認しましょう!
非耐熱のウィッグはアイロンを使うことができません。
STEP2|ウィッグをセットし、低温に設定する
ウィッグを正しい位置で着用するか、ウィッグスタンドに固定。軽くブラッシングをして毛の絡まりを取りましょう。毛量や広がりが気になる部分がわかりやすくなるよう、ブロッキングで分けておくと作業しやすくなります。
アイロンの温度は、耐熱ウィッグであっても低めの設定からスタートします。まずは目立たない部分で試し、問題がないか確認してから全体に進みましょう
STEP3|毛流れに沿って通す、余熱を使って根元を押さえる
アイロンは引っ張って伸ばすのではなく、毛束を軽く押さえる程度の力加減で行います。毛流れに沿って、根元から毛先方向へゆっくり滑らせるのがポイント。
余熱が残っているうちに根元を手で軽く押さえることで、ボリュームが抑えやすくなり、形もつきやすくなります。
STEP4|全体の広がりを整える
最後に、表面の毛流れを整えるように軽くアイロンを通し、全体のシルエットを確認します。
仕上がりを自然にするためのコツ
☆少なめの毛束で行う
毛束が多いと熱が均一に入りにくく、仕上がりにムラが出やすくなります。少量ずつ分けて調整しましょう。
☆一度で仕上げようとしない
一回で理想の形にしようとせず、少しずつ様子を見ながら進めると失敗を防ぎやすくなります。
ウィッグの毛量を減らす時の注意すべき【5つのポイント】
① イッキに切らず「少しずつ」進める
ウィッグの毛量調整で最も大切なのは、一度に切りすぎないことです。地毛と違い、ウィッグはやり直しがききません。「まだ重たいかも?」と感じても、少し調整したら必ず全体を確認し、様子を見ながら進めましょう。
② 表面を梳きすぎない(基本は内側から)
表面の毛を直接梳いてしまうと、短い毛が浮きやすくなります。毛量を減らすときは、内側(下層)から少しずつ調整するのが基本。ウィッグのスタイルを保ったまま、自然にボリュームを抑えやすくなります。
③ 根元付近を梳きすぎない
根元に近い部分を梳きすぎると、短い毛が立ち上がり、かえってボリュームが出て見えることがあります。毛量調整は、毛先寄り・中間部分を中心に行うのが安心。根元付近はなるべく触らず、全体のなじみを意識しましょう。
④ ウィッグネットを傷つけないよう注意する
ウィッグの内側にあるネット(ベース)は、とても繊細です。すきバサミの刃先が当たると、破れやほつれの原因になります。作業する際は、毛束をしっかり持ち上げてからハサミを入れ、ネットに刃が触れないよう注意しましょう。
⑤ 左右のバランスをこまめに確認する
片側ずつ調整していると、知らないうちに左右差が出てしまうことがあります。
少し調整するごとに、正面だけでなく横や斜めからもシルエットを確認し、全体のバランスを見ながら進めることが大切です。
ウィッグの毛量調整は「プロにまかせる」と言う選択肢も
ここまでご紹介してきた方法を取り入れることで、ウィッグの毛量調整は自分でできる場合があります。まずはやってみよう、という気持ちは大切です
一方で、ウィッグの状態や使い方によっては、セルフ調整では難しいケースもあります。
たとえば、
●完璧なスタイルに仕上げたい
●フィット感や被り心地がしっくりこない
●脱毛や発毛など地毛の状態に変化がある
これらはウィッグの毛量を減らすだけでなく、スタイルの設計や構造的な調整が関わってきます。
また、抗がん剤治療の脱毛のためウィッグを使っている場合は、髪と頭皮の状態に合わせて調整できる、専門店でのサポートが安心につながります。
ウィッグ専門店・スヴェンソンの調整は何が違うのか
ウィッグ専門店、たとえばスヴェンソンでは頭皮のケアや髪のメカニズムについて学んだ「毛髪技能士」の資格を持つスタッフが対応します。全店舗個室ですので、人の目を気にせずスタイリストに気になることを相談することができるのも嬉しいポイント。各サロンには工房が併設されているため、サイズ調整や毛量調整もスピーディーに対応。心地よさと美しさ、そして安心を兼ね備えたウィッグに出会うことができます。

なお、スヴェンソンで調整対応しているのは自社製ウィッグのみとなります。他社製ウィッグの調整は行っていないため、利用を検討する際はあらかじめ確認しておくと安心です。
セルフ調整とプロの調整、それぞれに向いている場面があります。ご自身の状況やウィッグの使い方に合わせて、無理のない方法を選んでみてください。
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