ウィッグを探しているけど、選び方がよくわからない。かつらとの違いは?医療用にはどんな機能があるの?自然に着用するコツは?…ウィッグにはさまざまな種類があり、目的や用途によって選び方が変わります。この記事ではそれぞれのウィッグの特徴をわかりやすく説明します。自分にあったスタイルを見つけるヒントにしてくださいね。
目次
ウィッグとは?かつらとの違いは?
ウィッグとは、頭に装着することでヘアスタイルやヘアカラーを変えることができるアイテムです。ウイッグとかつらは何が違うの?と感じる方も多いと思います。ウィッグとかつらは、製品としては同じものですが年齢や男女間、使う目的によって言い方に違いが出るようです。最近では「ウイッグ」という言葉の方が一般的になり、ファッション性の高いもの、医療用としての機能を備えたもの、頭全体をカバーするものから部分的に使うものまで、さまざまな種類があります。
ウィッグをつけることの意味や効果
ウィッグをつけることで、「自分らしくいられる」「もっと前向きになれる」と感じる方が多くいます。髪のボリュームやスタイルが整うと見た目に自信が持てるようになり、それが心の余裕、あるいは積極的な行動につなげてくれるのではないでしょうか。
実際に、ウィッグを使うことで気持ちが明るくなり、日々の生活の満足度(QOL)が高まると言われています。見た目の変化が心にも良い影響を与えるウィッグは、頼もしいアイテムです。
ウィッグとエクステの違いは?
簡単に言うとウィッグは「かぶるもの」、エクステは「つけるもの」。ウィッグとエクステ、どちらもヘアスタイルを変えるアイテムですが、特徴や使い方は大きく異なります。
- ウィッグ
・頭全体を覆うフルウィッグや部分的にカバーするタイプがある。フルウィッグは大胆なスタイル変更が可能。
・自分で簡単に着脱できる。
・その日の気分やシーンに合わせてスタイルを変えられる
- エクステ
・「ヘアエクステンション」の略。自分の髪に長さやボリューム、カラーを足すことができる。
・美容室でつけてもらうのが一般的。
・装着方法にもよるが1〜3ヶ月キープできる。
ウィッグとヘアピースの違いは?
次にウィッグとヘアピースの違いについて説明します。フルウィッグは「全体」をカバーするもの、ヘアピースは「部分」的にカバーしたりスタイルにアクセントをつけるものです。
ヘアピースには次のような特徴があります。
・ヘアピースはメーカーによって「部分ウィッグ」と呼ばれることもある。
・カバーする範囲によって、あるいは仕上げたいイメージで、必要な大きさが異なる。
・フルウィッグに比べ、軽く、面積も少ないので気軽に使いやすい。
・内側にあるクリップでとめるのが一般的。
医療用ウィッグとは?普通のウィッグとどう違う?
医療用ウィッグとはがんやケガなど、治療中の方へ向けて作られたウィッグです。スタイル重視で作られたファッションウィッグとは目的や機能が違います。治療中デリケートになっている頭皮への配慮、長時間着用することを考えたうえでの心地よさ、脱毛により髪のボリュームに変化が起きたときに調節できる機能など、あちこちに工夫がこらされています。
これまで医療用ウィッグの定義があいまいでしたが、2015年に医療用ウィッグのJIS規格が制定されました。JIS規格の条件を満たし、さらに日本毛髪工業共同組合による厳しい検査をクリアしたウィッグには「M.Wig」マークが与えられます。医療用ウィッグをお探しの方は、このマークをチェックしてくださいね。

手植えウィッグと機械植えウィッグの違い
ウィッグの製造方法の違いとして「植え方」にも違いがあります。
人の手で丁寧に1本1本植毛する「手植えウィッグ」とミシンで毛束を土台に縫い合わせてつくる「機械植えウィッグ」。当然、手植えウィッグの方が根元からふわりと立ち上がり、毛流れも自然です。ただし、最近は機械植えウィッグでもナチュラルな仕上がりのものが増えてきています。やはりここは実物を手にとって見てみることが大切です。
抗がん剤治療の中で医療用ウィッグはいつ買う?
医療用ウィッグの購入は、抗がん剤の治療日が決まったタイミング(脱毛前)がおすすめです。早めに用意した方が良い3つの理由をお伝えします。
- 1.今と同じスタイルを作りやすい
治療中、脱毛前と似たヘアスタイルにしたいなら、髪が変化する前に選ぶのがベストです。前髪の長さやボリューム、色、全体のバランスなど比較しやすいからです。
- 2.ウィッグに慣れる時間が持てる
早めにウィッグを準備することで、慣れる時間が持てます。最初は上手に着用できないこともありますが、回数を重ね慣れることでスムーズにつけることができます。
- 3.冷静にウィッグを判断できる
脱毛後に焦って選ぶとじっくり内容を吟味したり、つけ心地を考慮したり、比較する時間が持てません。納得いくものを選ぶためにも、脱毛前がおすすめです。
ウィッグの種類
ウィッグは目的にあわせていくつかの種類があります。今、ご自身に必要なウィッグはどのタイプでしょうか?それぞれの特徴をご紹介します。
フルウィッグ
フルウィッグとは、頭全体を覆うタイプのウィッグのこと。オールウィッグとも呼ばれ、髪型を大胆に変えられる(作れる)のが特徴です。ショートやロング、ボブなどさまざまなスタイルがあり、カラーも豊富なので、気分やシーンに合わせて自由に選べます。いつもと違うイメージを楽しみたいとき、髪の悩みをカバーしたいとき、フルウィッグなら簡単に叶えることができます。
部分ウィッグ
部分ウィッグは、メーカーによってヘアピースと呼ばれることもあります。フルウィッグが頭全体をカバーするのに対して、部分ウィッグは髪の一部にボリュームを足したり、スタイルを変えたりすることができます。種類も豊富で、ハーフウィッグや前髪ウィッグなど用途に合わせて選べます。フルウィッグに比べ、軽く、面積も少ないので気軽に使いやすいのが魅力です。
ルームウィッグ
ルームウィッグとはお家で過ごしているときや、ちょっとした外出をする時、気軽に使えるウィッグです。締めつけ感は少なく、インナーキャップなしで着用できるものが多いようです。
- おすすめ!PreStaのおうちdeウィッグ
PreSta(今ご覧になっているサイトです!)のルームウィッグ「おうちdeウィッグ」は、もっと気軽にかぶれるウィッグがほしい、という声から生まれた商品です。
人工毛100%でありながら自然な艶感とサラサラとした手触り。形状記憶しやすい化学繊維を使用しているため、スタイルが崩れにくいのもポイントです。


内側のネットは軽く、薄く、伸縮性がある素材を使用。ぴたりとフィットしつつ、締めつけ感は少なく、安定したかぶり心地です。また、直接かぶることを想定し裏地に抗菌加工を施しました。
おうちdeウィッグ
詳しくはコチラ
レースウィッグ
レースウィッグは生え際部分に薄いレース素材を使用したウィッグ。そこから髪の毛が一本一本生えているかのように加工した製品です。
レースフロントウィッグはおでこまわりにレースを施し、生え際をより自然に見せます。フルレースウィッグはウィッグ全体にレースを使い、どこから見てもリアルな仕上がりに。レースが肌になじむことで、ナチュラルな印象を演出できます。
ウィッグだとバレないように自然に被るには?
「ウィッグネットを使うこと」「正しい位置につけること」。この2点に気をつけることで、ウィッグはぐんと美しく、自然に着用することができます。
ウィッグをつける前にウィッグネットで地毛をしっかりまとめましょう。髪を均一に収めることで、ウィッグの浮きやシルエットの崩れを防ぎます。
また、正しい位置につけることも大切です。ウィッグを両手で持ち前から後ろへ、深めにつけましょう。ピタリとフィットする位置を見つけるとより自然な仕上がりになります。
丁寧な準備とちょっとしたコツで、ウィッグはぐっと馴染みますよ。
ウィッグを美しく自然にかぶるコツ、詳しくはコチラ
PreStaのウィッグ
PreStaでは色・ツヤ・毛流れの美しい自然なウィッグ、コテやドライヤーでスタイリングが自由にできるウィッグ、帽子とのスタイリングが楽しめるウィッグ…さまざまなウィッグを取り扱っています。ほとんどの製品がJIS規格に適合した、医療用ウィッグです。治療中の方はもちろん、肌がデリケートな方や長い時間ウィッグを着用する方も安心してお使いいただけます。ぜひ、一度チェックしてください。


PreStaのウィッグは、コチラ
まとめ
「ウィッグ」とひとことで言ってもフルウィッグや部分ウィッグ、ルームウィッグなど、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を知り、自分の目的やライフスタイルに合ったものを選ぶことが、快適なウィッグライフにつながるのではないでしょうか。
初めての方も、すでにウィッグを愛用している方も、情報を再確認することで新しい魅力を発見できるかもしれません。この記事が、ウィッグ選びのヒントになればうれしいです。