抗がん剤治療を受ける際、脱毛したときに備え多くの方がウィッグの購入を検討します。そのとき、知っておいてほしいのが助成金について。治療のことで頭がいっぱいな状況とは思いますが、医療用ウィッグには助成金制度があること、覚えておいてください。この記事では申請の条件や必要な書類などをお伝えします。
目次
医療用ウィッグに、助成金制度があるのをご存知ですか?
もしかすると、医療用ウィッグに助成金制度があることを知らなかった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず。医療用ウィッグの助成金制度は自治体によって異なるからです(残念ながら、助成金制度がまだない自治体もあります)。
医療用ウィッグは決して安いものではなく、そして治療中は医療用ウィッグ以外にもさまざまな出費があります。助成金制度を利用することで、少しでも経済的な負担を減らしてください。
医療用ウィッグは保険適用や医療費控除の対象にならないの?
そもそも医療用ウィッグは、治療による脱毛のために購入するのだから保険適用にならないの?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
医療用ウィッグは現在(2024年12月)、健康保険や医療費控除の対象外です。
健康保険や医療費控除は、医療現場で行われる治療費(診察、検査、入院費、薬、手術など)を補助するため、とされています。医療用ウィッグは抗がん剤治療などの副作用によって購入するものですが、治療そのものではないため保険は適用されません。
しかし近年では抗がん剤治療を受けている方の生活をサポートするため、助成金制度を設ける自治体が増えてきています。
一部の保険会社では、保険金を受け取れる制度も
民間保険会社が提供するがん保険の中には、医療用ウィッグの購入時に一定の金額が受け取れる商品もあります。がん保険に加入している場合は、保険会社に確認してみてください。
医療用ウィッグの助成金制度がある自治体
医療用ウィッグの助成金制度を設けている全国の自治体情報です。ぜひご覧ください。
こちらに掲載されていない自治体でも、助成金制度が新しく始まっているかもしれません。
サイトにリンクがない自治体に関しては、お住まいの自治体へお問い合わせください。
【医療用ウィッグの助成金を導入している都道府県市区町村一覧】
医療用ウィッグへの助成金を申請できる条件
医療用ウィッグの助成金を申請できる条件は、自治体によって異なります。
ここでは、多くの自治体が設けている一般的な条件をご紹介します。
助成金制度を設けている自治体に在住の方
まず、ご自身が住んでいる自治体が医療用ウィッグの助成金制度を設けているか、調べてみましょう。上でも紹介している
【医療用ウィッグの助成金を導入している都道府県市区町村一覧】からご確認ください。
抗がん剤治療を受けている、または受けていた方
抗がん剤治療を受けているかどうかは、証明する書類が必要となります。
抗がん剤治療を終えていたとしても、過去に治療を受けていたことがわかる書類があれば、申請可能な自治体が多くあります。
抗がん剤治療の副作用による脱毛で、就労や社会参加等に支障がありウィッグを必要とされる方
脱毛によって仕事や社会参加に影響を受けてしまうことは、個人にとっても社会にとっても大きな損失につながります。「就労や社会参加等に支障がある」を証明するために何が必要かについては、自治体にご確認ください。
ウィッグの種類に注意!
医療用ウィッグは大きく分けると、全頭用のフルウィッグと部分脱毛用の部分ウィッグ(ヘアピース)があります。このうち、自治体によっては、部分ウィッグが助成の対象外というケースもあります。これらの細かい条件は自治体によって異なるので、必ず詳細を確認してください。
助成金の申請に必要となるもの
医療用ウィッグ助成金交付申請書
助成金申請のための書類です。個人情報や購入金額、振込先などを記入します。(自治体によって内容は異なります)
「お住まいの地域・医療用ウィッグ・助成金・申請書」などで検索すると、助成金の交付申請書のデータをダウンロードすることができます。
抗がん剤治療を受けている(受けていた)ことを証明する書類
抗がん剤治療を受けている(受けていた)ことを証明する書類が必要になります。
治療方針計画書、診断書、診療明細書、お薬手帳などが該当します。
ウィッグなどを購入した際の領収書
自治体によっては医療用ウィッグの購入日から、助成金申請まで期限が設けられていることもあります。また、領収書は原本(コピー不可)という場合もあります。
本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、有効期限内で住民票の記載内容と一致しているものが必要です。
振込口座が確認できる書類
銀行名、名義、口座番号が確認できるもの(通帳など)のコピーが必要です。
医療用ウィッグならPreSta
医療用ウィッグはがん治療中、「もうひとつの自分の髪」となって毎日をサポートするアイテムです。快適に、安心して使うためには信頼できるショップで選ぶことが大切。
今この記事をご覧になっているPreStaは、約40年前から医療用ウィッグを作り続けてきたスヴェンソンが運営しています。
PreStaでは、患者さんの声に耳を傾けた医療用ウィッグを豊富に取り揃えております。
こだわりのポイントをご紹介しますので、医療用ウィッグを選ぶときの参考になさってください。
高い安全性を求める、JIS規格をクリアしています
これまで医療用ウィッグには明確な基準がありませんでしたが、患者さんが安心・安全に使うことができるよう、2015年にウィッグのJIS規格が制定されました。
JIS規格をクリアするには治療中デリケートな頭皮へ配慮された生地や構造か、長く使用することをふまえ洗濯をした時の耐久性はあるか、さらに汗をかいた時の配慮など細かな条件が設けられています。
PreStaで扱うウィッグはすべて(髪付き帽子を除く)、JIS規格に適合した「医療用ウィッグ」です。
豊富なデザインをご用意しています
ショート、ミディアム、セミロング、ロング、それぞれの長さで印象の異なるスタイルを何パターンもご用意しています。また、ご自身でスタイリングしたい方のために、ヘアアイロンがOKなウィッグやオーダーカットができるウィッグなど、好みと予算で選べます。
医療用としての配慮があります
医療用ウィッグはファッションウィッグと異なり、長時間着用することが前提です。通気性のよい素材、脱毛〜発毛による毛量の変化にあわせサイズ調整ができるもの、上からのぞきこまれた時も安心の人工皮膚付きなど、医療用ならではの機能が盛り込まれています。
※ウィッグのタイプにより、機能は異なりますので各商品ページをご確認ください。
ご購入前も、ご購入後も、サポートします
初めての医療用ウィッグ、選択に迷う方も多くいらっしゃると思います。PreStaではメールだけではなく、お電話でもご相談にお応えします。もちろん、ご購入いただいた後のご相談、メンテナンスにも対応します。お応えするスタッフは商品だけではなく頭皮や地毛についても学び、患者さんの気持ちに寄り添えるよう、努めています。
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