2024.09.24

ウィッグのお手入れにおすすめの専用シャンプー&ケアアイテム5選

抗がん剤治療中、医療用ウィッグの着用期間は約1年半〜2年程度です(個人差があります)。美しく自然な状態を保つにはウィッグに優しく、汚れに厳しい専用のシャンプーで洗いましょう。手軽に入手できる専用のシャンプーやトリートメントの選び方と、お手入れのコツをお届けします。

ウィッグのお手入れには専用のシャンプーやケアアイテムを使うのがおすすめ

普通のシャンプーと専用のシャンプーの違い

ふだん髪や頭皮を洗っている、いわゆる“普通のシャンプー”は人毛にあわせて作られています。そのためウィッグには不要な成分が含まれていたり、あるいは洗浄力が強すぎてウィッグの毛材を傷めてしまうことも。キレイにしたいと思って洗ったのにベタついてしまった、ギシギシ・ゴワゴワになってしまった、そんなことがないよう、ウィッグのお手入れには専用のシャンプーをお使いください。

ウィッグ専用のシャンプーを選ぶ際は「洗浄力が強すぎない」「シャンプー液が水に溶かしやすい」「ウィッグの臭いケアもできる」をチェックしてください。この3点が人毛用シャンプーとの大きな違いです。 

専用シャンプーを使ったウィッグの洗い方

シャンプーをする目安は、毎日着用している方で1週間〜10日に1回くらいです。初めはやりにくく感じるかもしれませんが、コツさえつかめばスムーズに洗えます。洗ってから乾かすまでを、以下4つのステップで行なってみましょう。

  • Step1:洗う

シャンプー前の下準備として、ウィッグを軽くブラッシングします。
シンクやたらいに水をため、シャンプーを溶かし手でかきまぜて泡立てます。
そこにウィッグを浸し、ブラッシングしながら毛先から優しく洗います。
ネット部分は裏返して軽くなで洗いします。

  • Step2:すすぐ

きれいな水をため、ウィッグを浸します。数回水を入れ替え、シャンプーをしっかり落とします。
シャワーや水を流しながらすすぐと、裏側に毛が出やすくなったり絡まる原因となるので、水をためてからすすぎましょう。 

  • Step3:整える

しっかりとすすいだら再び水をため、お湯で溶かしたコンディショナーを入れます。
(コンディショナーは溶けにくいのでお湯で溶かしてから)
シャンプーをした時と同じように、ブラシで髪をとかしながら、水をためて何度かすすぎます。

  • Step4:乾かす

タオルでウィッグを包み込むようにはさみ、水気を取ります。
ある程度水気を取ったら襟足部分を持ち、2〜3回上下に振り、残りの水気を飛ばしましょう。
ウィッグハンガーにかけて、軽くブラッシングし自然乾燥させます。

【ウィッグの洗い方・お手入れ】毎日のケアと定期的なシャンプー・コンディショナーのコツ の記事で詳しくご紹介しています。

ウィッグ専用のシャンプーやコンディショナー、ケアアイテムを選ぶときのポイント

洗浄力が強すぎないこと

人毛、人工毛、MIX毛、どのタイプのウィッグでも専用のシャンプーやコンディショナーでお手入れしてください。ウィッグは毛材の表面にコーティングが施されています。強すぎる洗浄成分で洗うとダメージが生じ、傷みやすくなってしまいます。
また、ウィッグに適さない成分が含まれている場合は、べたついてしまいます。
皮脂や汗のべたつき、毛についたホコリはキレイに落としつつ、ウィッグのふんわりとした質感を保てるのは、やはり専用のシャンプーです! 

水に溶かしやすいこと

ご自身の髪をシャンプーする時は、てのひらにとってから洗うことが多いと思いますが、ウィッグはためた水に溶かして洗います。そのため、シャンプーやコンディショナーは水に溶かしやすいものであることが大切。シャンプー液・コンディショナー液がきちんと溶けていない状態で洗ってしまうとべたつきや傷みに繋がります。
ウィッグ専用のケアアイテムの中では、溶けやすさにこだわったものもあります。たとえば、医療用ウィッグのスヴェンソンがプロデュースしたヘアケアシリーズ「フラウ」のコンディショナー。水にも溶けやすい配合に改良され、わざわざお湯に溶かす必要がなくとても便利です。 

ウィッグ特有の臭いをケアできること

医療用ウィッグは長時間使うことが多いため、汗や皮脂がしみついて臭いが気になることがあります。特に気温や湿度の高い季節は汗をかきやすく、こまめなケアが大切。使用後は消臭スプレーをかけるなど毎日のお手入れのほか、定期的なシャンプーがきれいに保つカギとなります。臭いケアのために抗菌作用や消臭作用のあるもの、あるいは爽やかな香りがするものを利用するのがおすすめです。

ウィッグのお手入れにおすすめの専用シャンプー&ケアアイテム

医療用ウィッグのお手入れにぴったりな「フラウシャンプーN」「フラウコンディショナーN」

医療用ウィッグの専門店・スヴェンソンが患者さんの声をもとに開発した、ウィッグのためのシャンプー&コンディショナー。30年以上に渡る頭皮や髪の研究から培ったノウハウをもとに、何度も試作し完成しました。
シャンプーはウィッグに適した洗浄力ときめ細かな泡で毛材はサラサラに、内側のネットについた皮脂や汗はすっきり洗い上げます。コンディショナーは改良を重ね、「お湯」ではなく「水」に溶けやすい商品を実現しました。
ウィッグの臭い対策のために、天然のアロマ成分をブレンド。ふわりと爽やかに香り、気になるニオイをケアします。
また、抗がん剤治療の副作用により手指がしびれているときも開けやすい、ユニバーサルデザインのキャップも、しっかりと患者さんを見つめている証です。 

詳しく見る(シャンプー)

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毎日の臭い汚れをケアするスプレー「フラウフレッシュヴェール」

ウィッグは頻繁に洗いすぎると、毛材やネットを傷めてしまいます。着用後、毎日のケアとしてウィッグ専用スプレーで臭い対策しましょう!
天然成分サトウキビエキス配合。臭いを抑え、清潔を保ちます。消臭スプレーは銀イオンを使用しているものが多いのですが、金属アレルギーの方でも使用できるよう金属成分無配合です。
また、一般の消臭剤は雑貨基準ですがこちらは化粧品基準。肌に直接触れるもののケアだから、安心して使えるものを選びたいですね。
医療用ウィッグの専門店・スヴェンソンが開発しています。

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静電気防止も、艶だしも、ダメージ予防もできるスプレー「フラウヘアルーセントスプレー」

髪の毛一本一本をサラサラにし、自然な艶を与え、嫌な臭いをつきにくくしてくれる多機能スプレー。静電気の発生を抑える成分や、紫外線によるダメージを軽減する成分も配合。乾燥が気になる季節も太陽が眩しい季節も、重宝します。年間を通じてウィッグを良いコンディションで保つことが、長持ちさせるために大切です。
軽めのテクスチャーで細かに噴霧できるため、つけすぎも防げます。ウィッグがパサついてきた時におすすめ。
医療用ウィッグの専門店・スヴェンソンが開発しています。

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ウィッグに使える洗い流さないトリートメント「フラウシルキースムースエッセンスN」

ウィッグにも、そして地毛にも使える洗い流さないタイプのトリートメント。ウィッグがゴワついたり乾燥している時、フラウスムースエッセンスを1プッシュてのひらに取り、手ぐしでなじませまてください。艶が生まれ、しっとりとした質感に整います。
また、毛材が傷んで潤いが足りない状態の時はウィッグを洗う際、シャンプー液やコンディショナー液にプラスしてください。絡みをおさえ、扱いやすくなります。
医療用ウィッグの専門店・スヴェンソンが開発しています。

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ウィッグ専門のグッズを買うなら、レディススヴェンソン公式ECサイトのPreSta

いまこの記事をご覧になっているPreStaは、これまで13万5千人以上の方に医療用ウィッグを提供してきたスヴェンソンが運営しています。
多くの患者さんと接してきた経験をもとに、商品をセレクト。オリジナルアイテムの企画・開発も行なっています。
治療中のウィッグや髪まわりのアイテムはもちろん、抗がん剤の副作用で影響を受ける爪や眉毛などの外見ケアアイテム、手術後の下着…患者さんが必要なものを幅広く取り扱っています。
ぜひ、あわせてご覧ください。 

PreSta

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