薬の副作用によっては様々な外見の変化が出てくることがあります。女性にとって治療をしながらお仕事や生活を続けるには、メイクは欠かせないものです。治療だからと諦めることなく、いつもの自分らしくいるために外見も積極的にケアをしましょう。
副作用は薬の種類と個人差にもよりますが、外見でいうと抗がん剤の場合は全身の脱毛、肌の乾燥、くすみ、爪障害、分子標的薬は皮膚障害や爪障害が起こりやすくなります。
メイクの前に・・・
- メイク前の保湿が仕上げを左右するポイントです。乾燥している肌はベースメイクの伸びも悪くなり、化粧崩れもしやすくなります。メイクを始める前に化粧水・クリームで保湿をしましょう。
- 体質の変化により肌が敏感になることから、今まで使っていた化粧品でもトラブルが起きる場合があります。少しでも違和感があったら主治医に相談したり、低刺激の化粧品にかえてみると良いでしょう。
症状や部分ごとのメイクポイント
眉毛の脱毛
眉毛はアイブローペンシルやスタンプ、
眉毛シールを使いましょう。

眉毛の描き方

- アイブローペンシルで眉頭・眉山・眉尻に点で印をつけましょう
- アイブローパウダーでその3点を繋げながら太くしていきましょう
- 眉毛の脱毛が始まっている人は、筆ペンタイプのペンシルで毛を描き足すと自然な眉になります
おすすめアイテム
まつ毛の脱毛
まつ毛はつけまつ毛やアイライナーでカバーしましょう

まつ毛がなくなるとホコリが目に入りやすかったり、光が眩しく感じることがあります。
つけまつ毛は慣れていない方は難しく感じるので、時間がある時や特別な時に使用し、普段はアイライナーでまつ毛を描いて目の印象をカバーしましょう。
まつ毛の描き方

短い線を描き足すようにまつ毛をアイライナーで再現すると自然な印象になります。
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シミ・くすみ
シミやくすみの濃淡に合わせて
しっかりカバーしましょう
薄いシミ・くすみはオレンジ系のCCクリームを使い、濃いシミにはコンシーラーでしっかりとカバーしましょう。全体にコンシーラーを使ってしまうと、厚塗りになって化粧が崩れやすくなります。