2025.09.30

ウィッグに市販のヘアオイルを使用して良い?ウィッグのケアに最適なオイルを紹介

ウィッグに市販のヘアオイルを使用して良い?ウィッグのケアに最適なオイルを紹介

医療用ウィッグを長く使っていると、パサつきや絡まりが気になってきますよね。つい地毛用オイルを使いたくなりますが、思わぬトラブルの原因になることも。そんな時は、ウィッグ専用オイルでやさしくケアするのがおすすめです。この記事では、オイルのメリットや使い方、おすすめアイテムを詳しくご紹介します。

ウィッグに市販のヘアオイルをつけてもいいのか?

ウィッグのケア中、「市販のヘアオイルをウィッグに使っても大丈夫なのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論からお伝えすると、地毛用の市販ヘアオイルの使用はおすすめできません。

人工毛ウィッグは、化学繊維でできているため、地毛とは性質が異なります。そのため、一般的なヘアオイルを使用すると、ベタつきやテカリ、さらには劣化の原因になることも。特にオイルの油分が毛に残ると、ホコリを吸着しやすくなったり、毛流れが乱れたりする可能性もあるのです。
また、人毛や人毛MIXウィッグであっても、地毛と異なり「頭皮からの自然な皮脂補給」がありません。市販オイルの油分が強すぎると、ウィッグの質感を損ねることがあるため注意が必要です。

したがって、ウィッグにはウィッグ専用のケアオイルを使うのが1番です。毛材に合った適切な成分で、潤いと指通りを整えることができます。

ウィッグのパサつき、絡まりの原因

ウィッグの毛がパサついたり、絡まったりするのは、日常使用の中で起こる自然な現象です。しかし、その原因を知っておくことで、ダメージを防ぎ、長持ちさせることができます。

人工毛ウィッグの場合

人工毛は摩擦に弱く、静電気が発生しやすい素材です。外出時に衣服との接触や乾燥した空気によって毛が絡まりやすく、毛先が縮れたようになることもあります。特にブラッシングが不適切だと、絡まりが悪化する恐れがあります。

人毛ウィッグの場合

一方で、人毛ウィッグは、皮脂や汗の蓄積、また乾燥による油分不足が原因でパサつきやゴワつきが目立つようになります。特に汗をかきやすい季節は、こまめなケアをしないと臭いやベタつきの原因にもなりやすいです。
放っておくと、劣化が早まり、見た目の自然さが失われてしまうことも。だからこそ、日頃からの丁寧なケアがウィッグ寿命を左右するカギとなります。

普段のウィッグお手入れ方法

ウィッグを美しく保ち、長く愛用するためには、日々のお手入れが欠かせません。中でも基本となるのが、「ブラッシング」と「定期的な洗浄」の2つのステップです。

まず、ブラッシングはウィッグを着用する前後に行いましょう。毛先から順に、中間部、最後に根本と、毛流れに逆らわずやさしくとかすのがポイント。無理に引っ張ったり力を入れてしまうと、毛が抜けたり絡まりが悪化することがあるため、丁寧にほぐすようにしましょう。
次に、洗浄は約10日に1回を目安に、ウィッグ専用のシャンプーを使ってやさしく洗います。ゴシゴシこすらず、ぬるま湯でゆっくりと泡を流すのがコツです。洗浄後は、トリートメントでしっかりと保湿をし、清潔なタオルで軽く水気を取り除いたあと、ウィッグスタンドに乗せて風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。直射日光やドライヤーの高温は毛材を傷める原因になるためなるべく避けるようにしてください。

この2つの基本ケアを続けることで、ウィッグの艶や質感を保ち、美しい状態を長く楽しむことができますよ。

ウィッグのお手入れについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ併せてご覧ください。

ウィッグオイルを使ってウィッグをサラサラにする方法

ウィッグオイルは、パサつきが気になったときや、指通りが悪くなってきたときに使うのがおすすめです。
また、シャンプーやブラッシング後の仕上げケアとして使うと、保湿効果で毛流れが整い、ツヤ感もアップします。オイルによって毛表面がコーティングされるため、静電気対策や絡まり防止にもなります。

ウィッグオイルを使用する際の注意点

ウィッグオイルを使用する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。正しく使えば、ウィッグの指通りやツヤ感を効果的に高めることができますが、使い方を誤ると不自然な仕上がりや劣化の原因になることもあります。

オイルのつけすぎ注意!

まず気をつけたいのが「オイルのつけすぎ」です。オイルを過剰に使用すると、ウィッグの毛がテカテカと不自然に光ってしまい、ウィッグ感が目立ってしまうことがあります。目安としては、1〜2プッシュ程度を手に取り、手のひらでよくなじませてから毛先を中心に塗布するのがちょうど良い分量です。

根本にはつけない

また、根本部分にはオイルをつけないようにしましょう。根本に油分が集中すると、不自然なボリュームが出たり、スタイルが崩れやすくなったりする原因になります。自然な印象を保つためには、毛先から中間あたりを中心にやさしくなじませるのがポイントです。

ブラッシングと併用する

さらに、オイルを塗布したあとはウィッグ専用のブラシで軽くブラッシングすることをおすすめします。毛流れが整い、より自然でまとまりのある仕上がりになります。オイルとブラッシングを併用することで、静電気や絡まりも防ぎやすくなりますよ。

これらの注意点を意識するだけで、ウィッグの仕上がりがぐっと良くなります。日々のケアの中に取り入れて、美しいウィッグを長く楽しんでくださいね。PreStaでは、デリケートなウィッグや地毛を優しくブラッシングできるヘアブラシを展開しています。遠赤外線を放射する天然ミネラル鉱石を配合したブラシが、髪やウィッグに優しく、枝毛・切れ毛を防ぎながらなめらかに整えます。
程よい弾力と柔らかさで頭皮マッサージのような心地よさがあり、コンパクトな設計で持ち運びにも便利ですよ。

PreStaのヘアブラシの画像
ミネラルイオンブラシ

ウィッグ用オイルスプレーはどこで買える?

ウィッグ用のケアオイルは、ウィッグ販売店や専門ショップでの購入がおすすめです。ウィッグ専門店ならではの質の高いウィッグオイルを入手できますし、ウィッグと同じ販売元で販売しているウィッグオイルは、そのウィッグに相性のいいものとなっています。
したがって、初心者の方は購入したウィッグと同じメーカーのオイルを選ぶと、失敗が少なくて安心ですよ。

PreStaのウィッグオイルがおすすめ

品質と使いやすさのバランスに優れたPreStaのウィッグケア用品は、初心者から愛用者まで幅広く支持されています。いくつかのアイテムをご紹介しますので、ぜひご自身のスタイルやウィッグの種類、お悩みに合わせて、ぴったりのケア用品をお選びください。フラウヘアルーセントスプレーは、潤い成分配合でウィッグに自然なツヤとまとまりを与え、パサつきを防いで指通りのよい仕上がりに導きます。静電気や紫外線ダメージを抑えながら、気になるニオイもブロック。乾燥や広がりが気になる方、サラサラ感をキープしたい方におすすめの1本です。

PreStaのフラウヘアルーセントスプレーの商品画像
フラウヘアルーセントスプレー

フラウ ウォーターベースローションは、ウィッグや地毛のベースケアにぴったりなローションです。アミノ酸由来の保湿成分が素早く髪に浸透し、しっとりとしたツヤとサラサラの手触りに仕上げ、ダメージから髪を守ります。スタイリングの下地や寝ぐせ直しにも使え、特に絡まりが気になるときにはブラッシング前のケアとして使うことで、指通りも格段に良くなります。

PreStaのフラウウォーターベースローションの商品画像
フラウウォーターベースローション

フラウシルキースムースエッセンスNは、サトウキビ由来のスクワランを配合した洗い流さないトリートメントで、ウィッグや地毛に使用可能です。ワンプッシュでなじませるだけで毛の絡まりが気にならなくなり、しっとりとしたツヤと滑らかな指通りを実感できます。乾燥やゴワつきが気になる方、扱いやすさ重視の方に特におすすめです。

PreStaのフラウシルキースムースエッセンスNの商品画像
フラウシルキースムースエッセンスN

100均やドンキでもウィッグ用のオイルは購入できる?

ドン・キホーテでは、ウィッグケア商品を扱っている店舗もあり、一部でウィッグオイルが手に入ることもあります。ただし、品揃えは店舗によって異なり、確実に入手したい場合は事前に確認しましょう。

一方で、100均では「ウィッグ専用オイル」は基本的に取り扱いがありません。代用品として「シリコンスプレー」が紹介されることもありますが、毛材に悪影響を与える可能性があるため、使用には十分注意が必要です。心配な場合は、避けた方が無難です。

まとめ

ウィッグを綺麗に長持ちさせるには、ウィッグ専用のオイルを正しく使うことがとても大切です。市販のヘアオイルはウィッグに合わない場合が多く、トラブルの原因になることもあるため、使用は控えましょう。

適切なケア用品を選び、丁寧なケアを重ねることで、ウィッグはいつまでも美しい状態を保つことができます。
今日から出来るウィッグケアで、もっと快適で自信のある毎日を過ごしていきましょうね。

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