せっかく買ったウィッグ、どのように収納していますか?必要な時すぐ使えるように、と棚の上に置きっぱなしにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ウィッグは保管方法によって型崩れや傷みの原因になることもあります。この記事では正しい保管方法や注意点、あると便利なウィッグスタンドについてご紹介します。
目次
ウィッグの正しい保管方法
まず、ウィッグの保管方法としておすすめの3つのパターンをご紹介します。
ウィッグスタンドを使用する場合
「ウィッグスタンド」とはウィッグを保管するための専用のアイテムです(記事後半で具体的な商品をご紹介しています)。ウィッグスタンドを使うことで頭の形をキープできるので、ウィッグの毛流れやスタイルを美しく保つことができます。狭いスペースに押し込んで置いたり、ポーチにくしゃっと入れていると、クセがついたり絡んだりしてしまうことがあります。ウィッグスタンドにかけておくことで、本来あるべきヘアスタイルが維持できます。
- ウィッグスタンドの使い方
1.ウィッグスタンドを水平な場所に置き、ウィッグをしっかりと固定します。
2.スタンドにかけた状態で、ウィッグをやさしくブラッシングします。
3.直射日光を避けた、涼しく乾燥した場所で保管します。
ウィッグ専用ケースに保管する場合
ウィッグをほこりや湿気、型崩れから防ぐには専用のケースに保管すると良いでしょう。ケースに入れておけば収納棚やクローゼットにしまっても、他のものとごちゃまぜになりにくく、美しい形をキープしながら保管できます。ウィッグの内側に丸めた紙をつめておくと型崩れが防げます。
- ウィッグ専用ケースの使い方
1.ウィッグをやさしくブラッシングして形を整えます。
2.ウィッグが長すぎてケースに収まらない場合は、形を崩さないよう注意しながら丁寧に折りたたみます。
3.ウィッグを保護カバーネット(ウィッグを収納したり持ち運ぶ際、広がりや絡みを防ぐ薄いネット)で包みます。
4.専用ケースに収納します。
5.直射日光を避けた、涼しく乾燥した場所で保管します。
棚やクローゼットで保管する場合
ウィッグの保管は直射日光が当たりにくい棚、もしくはクローゼットがおすすめです。ただし、湿気がこもらないよう換気や除湿に気をつけましょう。とくに梅雨時期は除湿剤を使ったり、風通しを良くするよう工夫してくださいね。
保管の際はそのまま置くのではなく専用ケースに入れるか、スペースに余裕があればウィッグスタンドを使ってください。ウィッグのスタイルを崩さないことが大切です。
ウィッグを正しく保管することの重要性|ウィッグを放置しておくとどうなるのか?
ウィッグを放置しておいたからといって、すぐに何か起こるわけではありません。ヘアスタイルにちょっとクセがついてしまった、と感じることはあるかもしれませんが埃や汚れは見えにくく、ついついそのままにしてしまいがちです。
しかしそれが積み重なると形状の変化や毛質の劣化などを招いてしまいます。その結果、意外と早いタイミングで「このウィッグそろそろダメかも…」と感じることもあるかもしれません。
せっかく買ったウィッグを長く美しく使うためにも、正しい保管を心がけてください。
ウィッグを保管する前の準備
ウィッグを保管する前に気をつけていただきたいポイントは2つ。「清潔にしておくこと」と「スタイルを整えておくこと」です。それぞれ説明していきますね。
ウィッグを洗い、綺麗にしておく
ウィッグは清潔な状態で保管してください。汚れた状態ではニオイやカビの原因となります。汗や汚れがひどい時はシャンプーで洗いましょう。ウィッグを洗う際は専用のシャンプーやトリートメントを使用してください。人間の髪とウィッグは素材が異なります。人間の髪に合わせて作られたものは洗浄成分以外の不要な栄養分が多く、すすぎ残しがあるとウィッグを傷める原因へつながります。
ウィッグの洗い方についてはコチラの記事をご覧ください。
普段からブラッシングで毛流れを整えておく
ウィッグを保管する前のもう一つのポイントは、スタイルを整えておくこと。これはウィッグ保管前に限らず、普段から着用前後に行ってほしいアクションですが丁寧にブラッシングしましょう。とかすことで埃が落ち、絡まりが解消されます。ブラッシングは「毛先→中間→根元」の順番に。根元からまとめて一気にとかすと絡まったり、抜けてしまう原因となりウィッグを傷めてしまいます。
ウィッグを保管する際の注意点
ウィッグ保管場所に関する注意点
ウィッグ保管する環境として注意したいのが「湿度」と「紫外線」です。湿気が多い場所に保管すると「カビ」が発生したり、嫌な「ニオイ」の原因になります。保管前はウィッグを清潔な状態に整えておくことが重要!とお伝えしましたが、シャンプー後はしっかり乾いたことを確認してから収納してください。乾燥が不十分なまま保管すると、せっかくのウィッグにダメージを与えてしまうこともあります。
また、紫外線が当たると色あせや繊維の劣化を引き起こすため、直射日光を避けることもお忘れなく。特に人工毛は紫外線に弱いため注意が必要です。
ウィッグ保管に必要なアイテム
ウィッグを美しく保管するために、あると便利なアイテムをまとめると次の通りです。揃えられる範囲で上手に組み合わせて保管してくださいね。
- ウィッグ保護カバーネット
カバーネットは収納時、髪の絡まりやクセを防いでくれます。ウィッグを着用する時、髪をまとめるために使う「インナーネット」とは異なりますのでご注意を!
- ウィッグスタンド
ウィッグの自然なシルエットを保ちます。ぜひ持っておいてほしいアイテムです。
- 専用ケース
型崩れや外部からの汚れを防ぎます。
- 除湿剤
ウィッグを湿気やカビから守ります。
ウィッグスタンドはどこで買える?
PreStaのウィッグスタンド
今この記事をご覧になっているPreStaでもウィッグスタンドを扱っています(PreStaではウィッグハンガーと呼んでいます)。


シンプルでスタイリッシュなデザインは、ウィッグを着用した時と同じ状態になるように設計されていてブラッシングする時、シャンプー後の自然乾燥の時にも大活躍。美しいスタイルをキープできます。
また、ウィッグのヘアアレンジをしたい時も着用した状態で行うより、見えにくい後ろの部分が確認しやすいので、あると便利です!
※熱に弱い素材のため、ウィッグハンガーにかけた状態でコテやアイロンの使用は避けてください。
ショート〜ミディアム用とロングヘアー用があるので、髪の長さが33cm以上の方はロングヘアー用がおすすめです。

PreStaのウィッグハンガーは折りたたみ式。使わないときは平たくたたんで、すっと収納。必要な時にすっと組み立てられるのもメリットです!
PreSta ウィッグハンガー(ショート〜ミディアム)
PreSta ウィッグハンガー(ロング)
ダイソーなどの100均でもウィッグスタンドを購入できる
最近ではダイソーなどの100円ショップでもウィッグスタンドを見かけます。ご購入の際はご自身のウィッグとサイズが合うか、ウィッグをかけた時の安定感はあるか、この2つを最低限チェックしてください。
大切なウィッグを長く使いたいなら、やはりウィッグ専門店の製品がおすすめです。専門店のウィッグスタンドは安定感や通気性、形状のサポート力をしっかり検証し、ウィッグの美しさを保ちやすい設計になっています。安心感を求める方には、専用アイテムが心強い味方になりますよ。
まとめ
ウィッグの保管方法によって、ウィッグは美しい状態で長く使えます。形が崩れないようウィッグスタンド等を使う、綺麗な状態で保管する、湿度や紫外線の少ない場所を選ぶ…ちょっとしたことですが、これらを守ることでウィッグの持ちをぐんと良くします。
お気に入りのウィッグを素敵な状態で使ってくださいね。