2024.10.04

「医療用ウィッグ」を失敗せずに選ぶには?

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抗がん剤の治療をすることになり、必要になった医療用ウィッグ。いかにもウィッグと思われない自然なものはあるのか、脱毛する前に用意した方がいいのか、試着はできる? サイズは? 素材は?…初めてのことでわからない方へ。この記事ではウィッグ選びを失敗しないためのポイントをお伝えします。スタイルも着用感も安心できるウィッグを選んで、治療にしっかり向き合えますように。

医療用ウィッグって何?

医療用ウィッグとは 

そもそも医療用ウィッグとはどのようなものでしょうか?それは、抗がん剤治療の副作用による脱毛など、治療中の方が快適に過ごせることに配慮したウィッグです。
これまでは明確な基準がありませんでしたが、2015年に医療用ウィッグのJIS規格が制定され、患者さんが安心して使うための細かな条件が定められるようになりました。
また、条件を満たし検査をクリアしたウィッグには「Med・ウィッグマーク」が付いていますので、このマークがあるかないかは選ぶ際のポイントとなります。

通常のファッションウィッグとの違い 

医療用ウィッグは「もうひとつの自分の髪」として毎日、長い時間着用することを前提としています。そのため一日付けてもムレにくい通気性やデリケートな地肌への優しさなど、快適性と自然な見た目にこだわって作られているのが大きな特長です。
一方ファッションウィッグは、髪型や髪色を変えたり、ボリュームを変えたり、おしゃれを目的に考えられたアイテムです。素材や機能はさまざまですが、医療用ウィッグのように必ずしも地肌に優しい作りとは限りません。

医療用ウィッグはどのタイミングで準備をするの? 

医療用ウィッグを準備するタイミングは「脱毛前」、可能であれば「抗がん剤治療を始める前」がベストです。
治療中、今と同じヘアスタイルにしたい場合は髪が変化する前に選ぶと、ボリュームや色、全体の長さなど地毛とウィッグの比較がしやすいです。また、抗がん剤治療が始まると、体調がすぐれない日もあるため治療の前に準備しておいた方がしっかり、一つひとつ確認しながら選ぶことができます。
何より脱毛したとき、医療用ウィッグがあらかじめ用意されているとすぐに付けられて安心ですね。

医療用ウィッグ選びで失敗してしまいがちな落とし穴

寿命・耐久性が低い 

医療用ウィッグは消耗品です。ファッションとしてピンポイントで使うのではなく、日々の生活の中で自分の髪のかわりに共に過ごすからです。
ウィッグの寿命は使用頻度や素材、気候、日頃のお手入れ、そしてメーカーによって異なります。値段や見た目の印象だけで購入すると、すぐに傷んでしまうだけでなく付け心地が悪く結局買い直すことにもなりかねません。
長い時間使用しても耐えうる作りかどうか、また買ったあとのメンテナンスやサポートがあるお店かどうかの確認も大切です。

通気性が悪く蒸れてしまう

「ウィッグが蒸れる」という声をよくお聞きします。医療用ウィッグは着けている時間が長いため、暑さや蒸れ、ニオイが生じやすい状況です。また、ここ数年は夏の暑い期間が長いため、ウィッグユーザー共通のお悩みかもしれません。
通気性への工夫がされていないものや重すぎるウィッグは、長時間付けているとトラブルが生じやすく、心身に負担をかけてしまいます。
ウィッグの内側…地肌に触れるネット部分が汗や臭いに配慮した特殊素材でできているものであれば、付け心地は年間を通して快適です。

デザインが不自然・合わない 

せっかく買った医療用ウィッグを着用してみたら何だか不自然だし似合わない。ショックですよね。その原因としては

・付け方の位置が違う
・頭のサイズが合っていない
・毛量のボリュームが多すぎる(少なすぎる)
・髪の毛が不自然にテカテカしている
・つむじ部分が不自然

などが考えられます。
どうすれば失敗を避け自分に似合うウィッグが見つけられるかは、次に詳しくご説明します。

これで失敗なし!医療用ウィッグの選び方

JIS規格をクリアしたものを選ぶ

冒頭でもお伝えしましたが、安心できる医療用ウィッグを選ぶ基準として「JIS規格」があります。この規格を通ったウィッグを選ぶようにしてください。
JIS規格をクリアするにはデリケートな頭皮へ配慮された生地や構造かどうか、長く使用することをふまえ洗濯をした時の耐久性はあるか、さらに汗をかいた時の配慮など細かな条件が設けられています。
PreStaで扱うウィッグはすべて、JIS規格に適合した「医療用ウィッグ」です。

耐久性や通気性の良いものを選ぶ

  • 耐久性

丈夫さや耐久性能のテストをクリアした証である「JIS規格適合ウィッグ」を選んでください。また、こまめなお手入れが長持ちにつながります。定期的なケアをどうぞお忘れなく。

  • 通気性

地肌に直接触れるネット部分の素材によって、快適性は大きく左右されます。熱や汗をためこまない素材、ひんやりと感じる接触冷感素材、軽やかな素材など、通気性に配慮したものを選んでください。暑い時期は全体が軽やかに作られている夏用ウィッグに切り替えるのも選択肢のひとつです。

自分に合ったデザインを選ぶ・試着する

そのウィッグが自分に合うかどうかは「試着」しないとわかりません。一人ひとり顔の輪郭や目鼻立ちは違います。髪の長さも、色も、ボリューム感も、同じウィッグでも付ける人によって全く違う印象になります。
最近では通販でも試着できるサービスが増えています。ぜひ試着できるショップのものを選んでください。
毛材のニュアンスやつむじ部分の見え方は、パソコンやスマホの画面ではわかりにくい部分もあります。実際に手に取って、自分の目で見てみるのが間違いありません。

サポートが充実した商品を選ぶ

医療用ウィッグの使用期間は個人差や薬の種類によっても異なりますが、約1年半〜2年が目安です。長い時間を共にするウィッグだからこそ、購入後のアフターサービスやサポート体制の有無を必ずチェックしてください。
ウィッグを使い初めて何かあったときに相談できる窓口があるか、メンテナンスには対応しているか、ウィッグだけではなく地毛や頭皮についても理解があるか…しっかり対応してもらえる体制があるお店の商品を選んでください。

失敗しない医療用ウィッグ選びは、レディススヴェンソン公式ECサイトのPreSta 

いまこの記事をご覧になっているPreStaは、約20年前から医療用ウィッグを作り続けてきたスヴェンソンが運営しています。見た目が自然で付けて快適なウィッグ、大切なウィッグを美しく保つためのお手入れグッズ、頭皮ケアや帽子など髪まわりのアイテム、抗がん剤の副作用で影響を受ける爪や眉毛などの外見ケアアイテム…患者さまが必要なものをトータルでサポートしています。ぜひ、あわせてご覧ください。

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